キャリアオイルのアンチエイジング効果についてご紹介します



キャリアオイルはマッサージによる血行改善、リラクゼーション効果のほか、スキンケアにも使われます。顔や体に塗ることで皮膚を保湿・保護し、アンチエイジング効果も期待できることから、エステサロンでも使われています。 ここではキャリアオイルがアンチエイジングにどんな効果をもたらすのか、エッセンシャルオイルとの組み合わせによる効果についても詳しく紹介します。





キャリアオイルはアンチエイジングに効果が期待できる?



キャリアオイルは原材料となる植物によってさまざまな効果が期待できるとされています。たとえば、オレイン酸とビタミンが豊富なキャリアオイルは保湿に優れているだけではなく、皮膚を保護しながら栄養を与えます。

皮膚はキャリアオイルの栄養分を吸収しながらハリツヤを保ちます。水分をたっぷりと含んだ柔らかい皮膚は新陳代謝を活発に行なえますが、乾燥肌や硬い角質をそのまま放置していると新陳代謝に時間がかかり、肌表面に現れたシミやニキビなどが治りづらくなる可能性もあります。

皮膚をいきいきと保ち、いつまでも若々しいままキープするには、肌細胞の新陳代謝を正常化することが大切。皮膚を柔らかく保つためには毎日の保湿が重要ですから、外気からしっかりと皮膚を守ってくれるキャリアオイルが役に立ちます。




エイジングケアに効果の期待できるキャリアオイルの種類と特徴



ローズヒップオイル



ローズヒップオイルは、ビタミンCの宝庫であるローズヒップから抽出されている油です。ビタミンCは言わずと知れた抗酸化成分で、ローズヒップにはビタミンCがレモンの約20倍も含まれています。

ビタミンCは皮膚のコラーゲンをつくる元になる成分で、ローズヒップのビタミンCは熱にも強いため、外気にさらされて太陽の光に当たっても皮膚をしっかりとガードしてくれます。まさにエイジングケアには最適な成分と言えますね。

また、ローズヒップオイルにはビタミンC以外にビタミンEやビタミンPが含まれています。C・E・Pの3つのビタミンが揃うと相乗効果により美肌効果が高まるとも言われています。




ホホバオイル



赤ちゃんから高齢の方まで誰でも使えるホホバオイル。乾燥肌・脂性肌・敏感肌とすべての肌質に適応しています。ホホバオイルは化粧水や美容液などの成分になることも多く、高い保湿効果によって乾燥からお肌を守ります。

肌がカサつくと皮膚の新陳代謝が低下してしまうので、乾燥がひどい部分にホホバオイルを薄く塗るだけでもアンチエイジングに効果的です。




エッセンシャルオイルとの組み合わせ



キャリアオイルは、いわゆるアロマオイルや精油などのエッセンシャルオイルと非常に相性が良い植物油です。

エッセンシャルオイル植物の種子や花から抽出したオイルです。キャリアオイルよりも香りが高くリラックス効果が期待できますが、ローズマリーは血行促進、ゼラニウムは乾燥予防と植物の種類ごとに異なる効果があり、キャリアオイルと組み合わせることで高いアンチエイジング効果が期待できます。

キャリアオイルはもともとエッセンシャルオイルの希釈に使われてきたものなので、エッセンシャルオイルの濃度が必ず全体の1%以下になるように希釈して使いましょう。




アンチエイジングに高い効果を発揮



キャリアオイルはそのまま使っても保湿に効果が期待できますが、エッセンシャルオイルと組み合わせれば植物の持つ栄養価を皮膚の保湿や保護に利用することができます。

抗酸化作用をサポートしてくれるビタミンC・E・オレイン酸などを含むキャリアオイルを使い、アンチエイジングに活かしてみてはいかがでしょうか。