キャリアオイルが酸化しにくい理由を詳しく解説致します!



エステサロンやリラクゼーションサロンでも使われているキャリアオイルは、種類によって酸化しやすいものとしにくいものがあります。

酸化しやすいオイルを購入したあとは、使えるうちに使いきらなければなりません。ここではキャリアオイルの特性と酸化について詳しく取り上げ、保管方法や期限の目安についても紹介します。





キャリアオイルには酸化しやすいものとしにくいものがある



キャリアオイルの中で酸化しやすいものとしては、必須脂肪酸を含むものが挙げられます。種類としてはローズヒップオイル・月見草オイル・グレープシードオイルなど。

なかでも月見草オイルは非常に酸化しやすく、開封してからは早めに使い切るようにしましょう。また、開封後はできるだけ空気に触れさせないように注意をしましょう。

酸化しやすいキャリアオイルは、冷蔵庫で保管したとしても最長で3ヶ月が保存の目安です。基本的には、開封から1ヶ月〜2ヶ月を目安に使いきるようにします。

反対に、酸化しにくいオイルは必須脂肪酸を含まないものが挙げられます。ホホバオイル・オリーブオイル・アルガンオイルなどがその代表例です。

製品にもよりますが、保存の目安としては6ヶ月程度となります。1年〜2年と表記されているキャリアオイル製品もありますが、高温多湿・乾燥など環境によっては酸化が進みやすいため、早めに使いきるようにしましょう。

外に出かける場合、酸化しにくいキャリアオイルを選ぶと肌の上でも長持ちします。反対に、酸化しやすいオイルは家にいる時、もしくは夜の帰宅後に使うなど、使いどころを考えてみるのも良いかもしれません。




開封後の保管方法と期限の目安は?



必須脂肪酸を含むものは開封から1,2ヶ月、必須脂肪酸を含まないものは開封後半年程度が期限となります。

保管方法としては、オイルを単体でガラス瓶に入れ、きちんと蓋もしくは封をして冷暗所で管理します。必須脂肪酸を含み、さらに乾燥もしやすいキャリアオイルについては冷蔵庫で管理するようにしましょう。

すべてのキャリアオイルに共通のポイントとして、プラスチックや金属の容器はNGです。酸化・変質が進むおそれがあるので、密閉のできるガラス瓶を購入して、その中で保管してください。

また、キャリアオイルを高温多湿な環境に置かないように注意しましょう。クーラーで室内を涼しくしていても、夏などにキャリアオイルを直射日光が当たる場所に置いておくと酸化が進みます。

同じく湿度が高くなるところ、例えばお風呂場や脱衣所、キッチンまわり、物置などにも置かないようにしてください。

期限を過ぎてしまったオイルでもそのまま使用することは可能ですが、使用期限を大きく超えてしまったものについては肌への影響を考えて廃棄するか、オイルキャンドルなどとして使用するのがおすすめです。

開封からある程度期間が経ってしまったものは、一度腕の内側につけてパッチテストを行なっておくと安心です。小さいお子さんや赤ちゃんのスキンケアやベビーマッサージにキャリアオイルを使う時も、本人の腕でパッチテストを行なってから使うようにしましょう。




正しく保管しながらケアに取り入れよう



キャリアオイルは酸化しにくいものでも、30度以上にならない冷暗所での管理が基本となります。室内が30度以上になってしまう時は冷蔵庫など、涼しい場所に移しておきましょう。

キャリアオイルは保存と開封期限を守ることで、新鮮な状態を維持しながらスキンケアやマッサージに使うことができます。季節の変わり目や暑い時期などは特に管理に注意し、毎日のケアに取り入れていってください。