【椿のオイルパックを使うにあたり知っておきたい事】

椿油は食用やヘアケア、化粧用等、様々な用途に幅広く使用されている植物オイルです。日本でも古くから生活の中で愛用されてきた植物オイルなので、安全面での信頼性も高いといえるでしょう。椿油は太陽光の下でも酸化しにくく、髪を健康的に美しく整えてくれるオイルなので、髪のオイルパックによく使用されます。椿油の具体的な使用方法はさまざまですが、シャンプー前に頭皮や髪にすり込んだり、シャンプー後のすすぎの際にお湯に混ぜて使用したり、髪を乾かす前や乾かした後、あるいは髪をセットするときに薄く伸ばして使います。
シャンプー前に使用する場合は、頭皮と髪に椿油をたっぷりとすり込むと、椿油によるオイルパックのしっとり感を実感しやすいでしょう。傷みやすい毛先には多めにすり込んでおくようにします。オイルパックの効果をさらに高めるためには、すり込んだ後に数分おいてから軽く流してシャンプーをするようにします。余裕のあるときには、すりこんだ後に蒸しタオルを頭に巻いて数分置いてから軽く流してシャンプーをするとオイルパックによるトリートメント効果を高めるだけでなく、フケやかゆみの予防にも役立ちます。
すすぎの際に使用するときには椿油をお湯に溶いて使用します。椿油をスプレー容器に入れておき、洗面器に張ったお湯にシュッとスプレーして使用すると、お湯と均一に混ざりやすくなります。このように使用すると髪に適度なしっとり感を与え、切毛や枝毛を防ぐのにも役立ちます。
また、ドライヤーをかける前に椿油を髪に薄くすり込むようにすると、ドライヤーの後のパサパサ感を軽減し、まとまりやすい髪にすることができます。
乾いた髪に薄く伸ばすようにして使用すれば、髪に艶や弾力を与え、フケやかゆみを抑えます。椿油は髪をしっとりとさせる効果が高いので、このように洗い流さないオイルパックとして使用するときは、少量ずつ薄く伸ばすようにするとよいでしょう。