【あかぎれが悪化する原因】

ぱっくりと切れて赤く見えるあかぎれ。水に触れるだけでもしみて痛いものです。あかぎれが悪化してしまう原因はどこにあるのでしょうか。

そもそもあかぎれができる原因は乾燥してしまうことです。冬場は特に空気が乾燥してしまうため、肌の水分が蒸発しやすくなっています。そこに水仕事をした後の手を放置しておくとさらに手の水分は蒸発蒸発してしまいます。唇が渇いたときに舐めておくと余計に乾燥してしまうのと同じで、手の表面の水分が乾燥するときに肌内部の水分も一緒に蒸発してしまい乾燥が進んでしまうのです。また、食器洗いなどで過度に温度の高いお湯を使うと、皮膚を保護している皮脂が流れてしまうため肌を守るものがなくなってしまいあかぎれが悪化してしまいます。冷えもまた血行が悪くなるため栄養が肌に行き届かず、あかぎれ悪化の原因となってしまうのです。あかぎれを悪化させないためには、乾燥させない、保護成分を必要以上に落とさない、栄養を行き届かせる、の3つを行うことが重要になります。

対策としては、お湯を使う時にはナイロンの手袋を使って皮脂を必要以上に落とさないようにすること、保湿クリームやワセリンなどで肌の水分が蒸発するのを防ぐこと、そして血行が良くなる食べ物を積極的に摂取して肌に栄養が行き届くようにすると良いでしょう。

あかぎれは悪化すると痛みも見た目もひどくなってしまいます。日頃から手を保護するように心がけ、冬でも綺麗な手を保つようにしましょう。