【肌荒れと桃の葉の関係性】

肌荒れに良いとされている成分の一つとして桃の葉エキスがあります。これはバラ科に属する桃の葉から抽出したもので、褐色の液体です。日本では多くの化粧品、保湿クリーム、入浴剤などに幅広く使用されています。

これは近年広まったものではなく、古来より伝わり使用されてきた歴史ある成分であり、漢方としても非常に有名です。桃の葉の絞り汁を肌荒れの酷い部分に塗布して使ったり、入浴の際に湯に浮かべ入浴剤のように使われてきたとされています。
桃の葉エキスにはタンニン、フェノール、アミノ酸、フラボノイド、ニトリル配糖体などを含んでおり、その効能としては抗炎症作用、保湿、抗アレルギー作用、刺激緩和、収れん作用などが挙げられ、まさに肌荒れのエキスパート的成分とも言えるのです。

では、具体的にどのような肌荒れの症状に桃の葉エキスの効果が期待できるのかというと、夏場にできてしまう汗疹、かぶれや湿疹、フケ症を引き起こす頭皮の乾燥など多岐にわたります。
特に強すぎる成分ではないので、日常的に継続して使えるという点も大きな利点と言えます。使用方法で手軽にできるのが保湿クリームやローションに桃の葉エキスが含まれたものを使用する方法です。特に使用頻度が高い「手」は、日常の行動や乾燥が厳しい「冬」の季節に、ひび割れやかさつき、ささくれなどと、とても肌荒れしやすい箇所とされています。そのような時に、桃の葉エキス配合のハンドクリームが非常に適しています。