【肌荒れをひどくしないコツ】

ひどい肌荒れに悩まされている人は、肌の乾燥によって皮膚を刺激から守るバリア機能が低下していることが多いと言われています。
皮膚のバリア機能は主に、皮膚の角質層と表皮、皮膚の表面を覆う皮脂膜によって保たれていますが、角質層で水分を保持しているセラミドや天然保湿因子(NMF)の量が減少したり、皮膚の表面を覆う皮脂膜が失われたりすると、皮膚のバリアが低下してひどい肌荒れを招いてしまいます。
肌荒れにお悩みの人でも、肌の乾燥を防ぐために毎日化粧水や美容液でケアをしているという人が多数派だと思いますが、こうしたケアでは角質層に水分・栄養を与えられても失われた皮脂膜をほとんど回復できないため、ひどい肌荒れを改善できない場合が多いのです。

皮脂膜は、角質層の水分の蒸発を防ぐとともに、皮膚内部に雑菌が侵入するのを防いだり、皮膚を刺激から保護したりするなど皮膚の健康維持のために非常に重要なものです。
このため、いくら化粧水や美容液で水分・栄養を補給しても、皮脂膜がなければすぐに乾燥して肌荒れがひどい状態になってしまいます。
こうしたときには、皮膚の表面に皮脂の不足を補う油分を補給することで、ひどい肌荒れになるのをある程度防ぐことができますが、ひどい肌荒れになりやすい人の肌は敏感なので市販の保湿クリームでは刺激が強すぎる場合があります。

こうしたときには、100%天然成分のオイルを利用するのが効果的です。
たとえば、ホホバオイルや椿油(ツバキオイル)は、肌に優しくて皮膚に自然になじんで皮膚表面をしっかりと保湿・保護してくれます。
ホホバオイルやツバキオイルはネット通販で比較的リーズナブルな価格で販売されており、使い方は毎日化粧水を使用した後に1〜2滴程度を手にとって、マッサージするように肌になじませるだけなので、肌荒れをひどくしたくないという方は一度試してみることをお勧めします。