【手荒れしやすい職業で気を付けるポイント:調理師編】

職業柄どうしても手荒れになってしまう、という人たちがいます。
その多くは、常に水に触れる職業の人たちで、洗い物や調理の下処理などで常に水に触れている調理師もその一つです。調理師の手荒れは一種の職業病と言って良いでしょう。

手荒れになってしまうと痛みやかゆみで辛いのはもちろんですが、手は常に人に見られる場所ですので、人の視線も気になって精神的にも辛くなってしまいます。実際手荒れがひどくてとても悩んでいる調理師の方も多くいます。
それでは、手荒れを防ぐにはどのようなポイントに気をつけたら良いのでしょうか。

先に述べたように、手荒れの引き金となるのは、水仕事が多いという事です。よく主婦の手湿疹を主婦湿疹と言いますが、これも仕組みは同じで水に多く触れるためなりやすいと言われています。それでは、その原因の水仕事をしなければ良いのではというと、調理師という仕事上そうもいきません。
水仕事を避ける事ができない以上、いかに水に触れずに仕事を全うするか、ということがポイントとなります。
一番の方法は「手袋」です。簡単な方法ですが、徹底してやる事でかなりの効果が期待出来ます。洗い物の時だけでなく、生ものなどの調理の際にもビニール手袋などをはめて作業すると良いでしょう。ゴム手袋やビニール手袋でかぶれてしまう、という方はその下に綿手袋をすると良いでしょう。
とにかく、手荒れの引き金は「水」です。手が荒れやすい、肌が弱いという調理師の方は、徹底的に水を避けることが手荒れを防ぐポイントになります。