【夜のワセリンケアのポイント】
夏が終わり、夜風が冷たく感じるようになってくると、肌の乾燥を感じる女性は多いでしょう。そんな方は肌の保湿をスキンケアの一番のポイントとして考えてみると良いです。
顔の他に乾燥をよく感じる身体の部位として手があります。毎日の水仕事や風や外気にさらされている手は、指先や指の関節部分、甲などが荒れやすい場所です。ひどい人はぱっくりと皮膚が割れ、血がにじむこともあるでしょう。いろいろな化粧品やハンドクリームを試してみたけど症状が治まらないという方はワセリンを試してみましょう。
ワセリンは石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもので、ドラッグストアなどで白色ワセリンとして一般発売しているものが一番シンプルな製品です。ワセリンは皮膚表面に油分の膜を張り、肌の角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぎます。
また、外部からの刺激から皮膚を保護するという働きがあることから、鎮痛、消炎、また鎮痒の軟膏剤のような医薬品の基剤や、化粧品などの基剤として用いられているため、有名な化粧品メーカーの化粧品や医薬品メーカー医療クリームにも成分配合されています。
ワセリンはベタつきがあるため、日中使用するよりも夜のケアとして選んだ方が良いでしょう。夜、入浴後に顔や手など乾燥が気になるところにワセリンをうすく塗布します。これだけで皮膚の水分が保持され、一夜あけた後の肌はしっとりとおちついているでしょう。
夜、手には多めに塗って薄い手袋をはめて寝るとさらに効果を感じられます。