【ワセリンと手袋を使った応急処置の方法】
日常で使用している食器を洗う洗剤に合成界面活性剤という洗浄成分が配合されており、これが手荒れの原因となります。
化学合成成分によるトラブルで多いのは手湿疹です。手湿疹は肌の表面に保有している皮脂や角質層が極端に少なくなると起こる症状です。体質によるものが原因の場合もありますが、殆どの場合は、洗剤などに含まれる化学合成成分によるものです。食器を洗う際に化学合成成分が配合された洗剤を使用しなければ問題はありませんが、油物の食器などは頼らざるを得ません。
手湿疹が悪化した場合は皮膚科を受診することが良い方法ですが、ワセリンと手袋を使用して自分で症状を改善させることは可能です。
ワセリンと手袋を使用した手湿疹への対策方法は、水仕事のあとに水分を完全に拭き取り、白色ワセリンを手に伸ばします。続いて綿製の手袋を付け、最後にゴム手袋を付けます。
熱めのお湯を洗面器などに入れ、ゴム手袋をつけたまま手を浸して約10分程度温めます。綿製の手袋とゴム手袋をはずして、お湯で絞ったタオルでワセリンを軽く拭き取ります。
これを1日1回行なうことで軽度の手湿疹は改善が期待できます。
ワセリンは薬局などで簡単に購入でき、ハンドクリームとしても利用することができます。手湿疹は悪化すると皮膚科で治療しない限り治すことはできないため、ワセリンと手袋を使用してケアをして手荒れや手湿疹を改善したいものです。
使用している洗剤を変更することも検討したいものですが、応急処置としてワセリンでのケアは試してみる価値はあります。