【ひび割れがなかなか治らない理由】

暖かい季節にはそれほど感じないけれど、気温が低くなって空気が乾燥するようになると、手や足のかかとなどの乾燥が酷くなってカチカチになり、やがてひび割れを起こしてしまうことがあります。体質や生活環境なども大きく関係してくるのですが、冬の乾燥した環境の中で一度出来てしまったひび割れはなかなかきれいに治らないものです。

特に手のあれが重症化してひび割れを起こしている人の場合、いくらハンドクリームを使ってケアしても、家事をこなす際には水を使わないわけにはいかず、そのことがひび割れを悪化させることに繋がってしまいます。ひび割れがなかなか治らないのは、特に冬はお湯を頻繁に使うようになることや、暖房によって部屋の空気が普段よりも乾燥しがちになることが関係しています。

さらに、汚れを落とすために洗剤を付けてお湯で洗うことを繰り返すことによって手の潤い成分は根こそぎとられてしまい、乾燥がさらに進み、手あれがなかなか治らないことに繋がります。
なかなか治らないひび割れのための対策としては、できる限り直接水やお湯などに触れないようにすることです。料理を作るときには無理だとしても、洗いものをしたり洗濯や掃除のときなどはできる限りゴム手袋などをはめて家事をするようにします。

そして、夜眠るときにはしっかりと保湿できるハンドクリームなどを塗って、できればそのうえからラップなどでしばらく包んで保湿してから、布製の手袋をはめて眠るようにするのがおすすめです。
中々綺麗にひび割れなどのトラブルは治らないとしても、保湿を心がけることでそれ以上症状が悪化するのを予防する効果は期待できます。