【ひびやあかぎれに馬油の関係性】

昔から切り傷ややけどの治療に使われてきた馬油には、肌の乾燥にも効果があると言われています。肌の乾燥が原因でできる手のつらいひびやあかぎれに効果はあるのでしょうか。

馬油は不飽和脂肪酸の多さが人の皮脂ととてもよく似ているため、肌になじみやすく肌の内部に浸透しやすいという特徴があります。人の皮脂と構造が似ているため肌に塗布した後も細胞の間にしっかりと浸透し、肌を保護する役割を担ってくれます。
また、ひびやあかぎれには痛みが伴います。馬油には消炎効果や抗菌、殺菌効果もあると言われているため、肌の炎症を抑えると同時に痛みも抑えてくれるのです。
さらに血行促進効果もあるため、ひびやあかぎれなどの補修に必要な栄養素をしっかりと運んでくれる手助けもしてくれます。
使用する前にはしっかりと手を洗うことも重要です。ひびやあかぎれは水に触れただけでも痛みを伴うことがありますが、しっかりと洗うことによって馬油の成分を浸透しやすくすることも重要です。
またひびやあかぎれの部分に塗ってから水仕事を行うのも良いでしょう。その際にはべたつかないようにナイロンの手袋を使いましょう。また、夜寝る前にたっぷりぬって、手袋をして眠ると翌朝にはひびやあかぎれがふさがりかけているという声もあります。

人の皮脂に近く肌に負担が少ないため、ひびやあかぎれなどの予防と改善にはぴったりの馬油。毎日使うことで綺麗な手を保てるようになるでしょう。